特養ブログ
年頭あいさつ
新年おめでとうございます。皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えの事とお慶び申し上げます。
旧年中は社会福祉法人 楽山会 淡淡荘に対しまして、ご利用者様、ご家族様、並びに地域の皆様からの温かいご支援とご協力を賜り、無事新春を迎えることができましたことを心より御礼申し上げます。
また、新型コロナウイルス感染症の影響を受けられている皆様におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。
さて、ご承知のように近年における福祉を取り巻く環境はめまぐるしく変化し、少子高齢化の急速な進展や核家族化に伴う家庭・家族の介護力の低下など、様々な要因によりこれからの地域福祉の在り方が問われる時代となってきております。
特に、認知症高齢者や一人暮らし高齢者世帯が増加傾向にあり、地域社会や家族が変化する中、介護保険では対応できない生活支援ニーズや社会的孤立、貧困等を背景とする深刻な生活課題が顕在化しております。こうした事は、公的サービスだけではなく普段から地域の人たちと顔見知りの関係になり互いに支えあう地域づくりが大切であり、課題の一つだと思います。
今年は3つの目標を掲げてチャレンジして行きたいと思います。その3つとは
・労務管理の簡素化
・障がい者雇用の促進・定着
・引き続き、生産性向上と業務効率化の追求 になります。
労務管理は、現在、手書きや紙ベースでの管理がほとんどになり、加算の複雑な仕組みや管理を同時に進めるのがとても煩雑になっています。この課題に取り組みたいと思います。
障がい者雇用に関しては、当法人では遅れを取っている課題だと認識し、障がい者も働きやすい職場環境づくりに取り組みたいと考えています。
生産性向上は昨年も取り組んできたICT機器、IOT機器の導入により、業務の効率化が図れたことは、更に追及をするために情報を収集して行きたいです。
社会福祉法人の最大の地域への貢献は経営を持続させること私は思います。もしこの地域から特養が、介護サービスが減少、または消滅してしまえば、家庭で重度の高齢者を看なければならない家族が増え、結果的に仕事ができず、または、自由な時間がなくなり、相当な負担を課すこととなります。そういう現象がでないようにするためにも、経営の持続は社会貢献と考えます。
今後も皆様の一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。
令和4年1月1日
社会福祉法人 楽山会特別養護老人ホーム 淡淡荘
施設長 増田繁一郎